01―ふたり 独りじゃないのに、何故だろう。 隣の貴方の温もりが、わからない。 二人なのに、孤独。 02―あの日の憧憬 ただ、ただ、貴方に憧れた。 遠い遠い存在だと知っていて恋をした。 …報われない想いをすると、知っていたのにね。 03―傷跡 切り裂かれるような痛みと共に、 ココロに走った深い傷。 それが、私が貴方を愛し、貴方が私を裏切った証。 04―届かない背中 手を伸ばしたのに、触れる事は出来ずに。 伸ばした手を引っ込めて、 ぐっと目を閉じて、拳を握り締めた。 05―約束 守ってもらえない約束なら、 最初からしなければよかったのに。 何を期待して、…こんな約束、してしまったんだろう。 06―冷たい鎖 私を繋ぐもの。 温もりを失くした貴方の手。 何よりも脆くて、頑丈な、冷たい鎖。 07―記憶 何も知らないまま、思い出さないままでいたかった。 必要のない想いなんて、叶わない想いなんて要らないのに。 苦しい想いをしなければならない記憶なんて、要らないのに…。 08―満たされない心 貪欲に求めすぎたのかしら？ いくら貴方の愛を貰っても、まだまだ足りないの。 ねぇ、貴方ごと、全部チョウダイ？ 09―砂時計 永久に連なる輪廻の砂。 時を刻めども刻めども、終わる事はなく。 あちらからこちらへ、こちらからあちらへ　… 10―知らない こんな切ない思い知らない。 貴方を想う度に苦しくなるの。 この気持ち…なんて言うの？ 11―慟哭 涙も出ないほどに泣き叫んだら、貴方の事忘れられるかしら。 そんな簡単に忘れられるなら、楽なのに。 泣いても泣いても、ココロは終わりを知らない。 12―「さよなら」 どうしてそんな事を言うの。 始まったばかりだと思ってたのに。 どうして私から離れていくの？ 13―繋いだ手 ひんやりと冷えたその手を、 ずっと離さないでいてもいいのかな。 離したく、ないな…。 14―その手を振り払う勇気 どうせ裏切られるの。 その手を優しく取ってあげたって、結局は繰り返すだけなのよ。

15―愛しい人 想っても、 想っても、 想い足りないくらい、愛し過ぎてます。 16―子守唄 私の名前を呼ぶ貴方の声。 愛しさに貴方の胸に埋まって、 今日も私は貴方と共に眠る。 17―いない 何処を見ても、何処を探しても、 誰もいない。 私も、此処にいないの？ 18―手首 溢れた血。 貴方への愛情確認。 貴方が心配してくれる間は、まだ愛されてるよね？ 19―縋りつく 私には、この想いしかないから。 この想いしか、私を存在させる術はないから。 お願い、捨てないで。 20―キス そっと唇に触れて、 手でなぞって、 確かに残る貴方の感触が優しい。 21―空 貴方はそこにいるのかな。 そこで見守ってくれているのかな。 空を見上げて、時々貴方を思い出すの。 22―褥 いつの間にか此処でしか眠れなくなって。 貴方がいなければ眠れなくなって。 …弱く、なっちゃったみたい。

23―優しい嘘 耳元で囁かれる「アイシテル」。 …ウソツキ。 でも、心地いいから騙されてあげる。 24―裸足 足の裏が切れても、気にしてる場合じゃない。 今すぐに追い掛けなきゃ。 靴を履いている余裕なんて、私にはない。 貴方の表情、 貴方の声、 貴方の全て、美しいと思ってしまう私は、完全に恋の病。 26―闇 何を隠してるの？ どうして何も言わないの？ 貴方の心の闇…大きすぎて、わかんないよ…。 27―霞む瞳 これが最後だから、 貴方の事しっかり見なくちゃって思うのに。 涙で貴方が消えていく…。 28―雨の夜 しとしとと降っている雨。 冷たくて、何だか寂しくて。 貴方に会いたくなってしまいました。 29―カウントダウン 貴方が私の前から、 いなくなってしまう日まで、 あと、何日ですか。 30―永遠 この世に永遠なモノなんてないけれど、 貴方といられる時間は永遠だって、 そう、信じてもいい？

title ： 切ない３０の言葉達

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